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バランス


“バランス”もまた“いのち”に不可欠な要素です。

これには
相反する性質を持っている2者間のバランスと、
相補的に協力し合って働いているもの同士のバランスがあります。

さらに、ここで言うバランスは、単なる中庸ではなく、自然界の特質を反映した、
動的なバランスであるという特徴があります。

 例えば、陰陽,心身,自律神経,免疫,ホルモン,栄養,分解と合成,活動と休養,自我と他我,利己と利他,絶対と相対,保守と革新,需要と供給,等々

 たくさんのバランス抜きでは語れないものがあります。
そして悉くが、宇宙から自然環境、私たち自身の健康や生き方、さらに人間社会全般に至るまで、我々と“つながり”のあるすべてに深く関わっていることがわかると思います。

 “いのち” は全ての「つながり」の中で相互の「バランス」を保ち、さらに
「全体の秩序と調和」をもって、すべての存在をこの世にあらしめているのです。

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つながり

「人の体は小宇宙である」 と言われますが、
人に限らず、
すべての“いのち”あるものは、宇宙と同様の普遍的秩序を持って、宇宙の一部として存在しています。

 これ即ち、宇宙の全ての存在はそれぞれ独立しているように見えて、
実はすべてはひとつながりであることを意味します。

 実際は、それぞれに固有の“場” が与えられているだけなのです。

 私が宇宙であり、宇宙が私なのです。


 人は“いのち”と身体と心が結びついた生きものですが、
 生きるためには、自然とのつながりの中で、常に空気と水と栄養とエネルギーの出し入れをしなければなりません。
 また一人の人間として生きて行くためには、縁ある人や社会,文化,環境,情報とのつながりも欠かせません。

 私たちの体は、元はたった1個の受精卵から細胞分裂を繰り返し、さらに多様に分化してできた、37兆個(Eva Bianconi 2013)もの細胞の集まりですが、
 全ての細胞が、神経伝達物質やホルモンなどを共有の情報媒体として、お互いに緊密につながり合い、
「部分は全体、全体は部分」と言えるような、驚くべき秩序を形成しています。

 腸には1000種以上、100兆個、重量にして1kg~1.5kgと言われる、膨大な数の腸内細菌が共生しており、消化吸収を助け、腸管免疫を担い、我々を生かしてくれています。

 この地球には、多種多様な生物が、多様な生態系に育まれて生息していますが、
すべての生物が、DNAに書き込まれた生命の設計図(=遺伝情報)を遺伝することで、可変的に永遠の“いのち”をつないでいます。

素粒子の世界では、全ての元素は電子とクォーク(アップクォーク&ダウンクォーク)で出来ていることがわかっていますが、
これは、すべての“いのち”あるものは、究極的には電子とクォークでできていることを意味します。

 すべての形あるものは、元素(原子)が高密度に集まって形作られていますが、
元素は原子核の周りを電子が周回運動することによって形成され、
原子核は、同数の陽子と中性子(核子)がグルーオン(強い力,核力)と称される素粒子によって結び付けられて出来ています。
さらに陽子と中性子の中には、グルーオンを介して、「クォーク」と呼ばれる素粒子が存在しているのです。

 それでは、文字通り万物の素である元素はどこから来たのでしょうか?

 宇宙に目を向…

“いのち”とは

「あなたにとって一番大事なものは何ですか?」と問われたとき、多分ほとんどの人は「いのちです」と答えることと思います。

 それはそうです。
 “いのち”が無くなったら生きていられませんから・・・。

 生きとし生けるものは“いのち”のおかげで生きています。
 いや、正確には生かされています。

 では、“いのち”とは何でしょう。

 “いのち”とは、
【生物の生きてゆく原動力。生命力。(広辞苑)】
【生物を生かしていく根源的な力(大辞林)】
と解釈されます。

 “いのち”は、一般的には
【大自然が有する生体秩序形成・維持機能を全て包括したもの】
 より本質的には、生物・無生物を問わず、
【自然界の秩序形成・維持機能】
と定義できます。

 “いのち”は物質ではありません。
“いのち”は、大自然の働きであり、力であり、エネルギーです。

 それではその本体は・・・今のところ?です。

 「光」でしょうか?
 「氣」と呼んでいるエネルギーも候補に挙がるかもしれません。
 「オーラ」は“いのち”のひとつの現れだと思います。

 “いのち”はいつからあるのでしょうか?
 そして、私たちは発生のどの時点で“いのち”を授かるのでしょうか?

“いのち”は宇宙誕生の当初からあると言っても問題ないでしょう。
 そもそも宇宙を誕生させたエネルギーもこれなのかも知れませんね。

 “いのち”は宇宙の秩序と調和と進化を司り、
 生命体の発生と共に生体の秩序形成・維持をも司り、
それは、遺伝と発生と進化という妙なるシステムによって、現在まで脈々と受け継がれてきているのだと考えられます。
 “いのち”はずっとはたらいているのです。

  “いのち”の本質は・・・
【つながり/バランス/普遍的/動的/可変的/循環/多様性】
 これらの要素は“いのち”の本質的複合属性として内在しています。